私の思い

 「嘘でもいいから ”治らない” なんて言わないでほしかった・・・」

ある日患者さんが淋しそうにぽつりとつぶやいた。

 「そんなことないです。わたしも頑張りますから、あなたはひとつひとつ体に良いことを整えていって下さい。一緒に頑張りましょう!」

わたしはこう答えた。


 医療機関では「治らない」とたやすく言葉にすることがあるが、患者さんはこれを真に受けてどこに行っても治らない・・・と思い込んでしまう。

わたしも「全部治ります。」とは言えないけれど、治ること・治すことを放棄してしまったらわたしの仕事は終わりである。難しいことは分かっているが、でも

わたしは自分の出来ることを極めたい。そして患者さんと一緒に笑いたい。

それがわたしが選び、経験してきた柔道整復師の道につながるから!