肩が痛い! ツライ! コル!

肩の痛みに悩まされている方はとても多いです。ではなぜ多いのか!?

それは、肩関節の構造に問題があります。肩関節とは、主に肩甲骨と上腕骨(二の腕の骨)からなる関節を言いますが、この関節は上腕骨の先端が肩甲骨の浅いくぼみにはまっている状態です。例えると、おちょこにソフトボールがのっているような状態で、とても不安定です。さらに、肩関節の周辺には、3つの関節があり、複雑な構造をしております。4つの関節を連動することで、肩は様々な動きが可能になっています。

肩関節には、筋肉のほか、靭帯や腱も複雑に入り混じっており、肩関節は安定した状態を保っています。肩峰と烏口突起をつなぐ靭帯がトンネルを作り、その中をくぐるような形で腱板という板状の腱がありますが、肩を動かす時にここに大きく負担がかかっています。例えば、腕を上げる時には、三角筋という上腕の大きな筋肉が収縮し、腱板も一緒に持ち上げられます。その時に、腱板が圧迫されるため、腕を上げる動作の時を繰り返していると、腱板が傷んできてしまいます。こうして、肩の痛みが引き起こされていくのです。